【自分を変える方法】ピーター・セージ著「自分を超える法」のまとめ・感想

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自分の中のニーズの優先順位を変える。

これが自分自身を変えるための秘訣であると「自分を超える法」の著者ピーター・セージさんは仰っています。

人間が行動する動機は”欲求(ニーズ)”であり、その欲求の種類によって行動の目的や内容が変わる。

そして、行動には結果が伴いますが、その行動の目的と内容は欲求の種類で決まることが多いため、得られる結果はどのような欲求で行動したのかで凡そ決まるということ。

だから、自分を変えたいのなら、欲求を理解して、欲求の優先順位を変える。

それが出来るようになれば、ビジネスの成功も人生の充実感も簡単に得られるということを教えてくれているのが「自分を超える法」。

20もの企業を起業させている実業家であり、世界的コーチングの大家アンソニー・ロビンスが認めた数少ないエリートの一人であり最年少トレーナーでもある、ビジネスと心理のエキスパートでもある著者が最も大切と伝えたい6つの欲求(ニーズ)について解説させていただきます。

※記事内容は執筆時点(修正時点)のものですので、ご了承ください。

自分の変えるために知るべき6つの欲求

自分の行動のエネルギー源ともいえる欲求。

その欲求は大きく分けると6つに分けることができ、その中から、どの欲求をメインにして行動を起こすのかを無意識に選んでいるのが人間です。

それを学び、自覚できるようになることが自分を変えるための第一歩です。
では、その6つの欲求とはどのようなものがあるのかを紹介していきます。

安定感

安定した状態を求める欲求です。
人間の欲求としてもっとも一般的で、最も優先されることが多い欲求と言えます。

この安定感の良い面は、自信や一貫性を生み出し、安定や快適といった感情へとつながるところにあり、悪い面は、成長を拒んだり、他人の意見を無視したり、過信や退屈といった感情につながることがある点です。

不安定感

新しい刺激を求める欲求です。

この不安定感の良い面は、刺激的な冒険や話、新しい仕事、新しい友人を求め、ドキドキワクワクする感情が生まれることにあります。

この不安定感の悪い面は、好奇心が行き過ぎて、アルコールやドラッグに繋がることがあるということです。

重要感

自分には価値がある、自分は特別であるという感覚を求める欲求です。
この重要感が足りないと、自分には価値がないという恐怖につながります。

この重要感の良い面は、学歴や職歴、新しいスキルや知識が独自性や個性につながることにあります。

またこの重要感の悪い面は、他社を批判したり、物質的な所有やステータスを追い求めたりし、傲慢や支配、孤独を作り出そうとすることにあります。

愛と繋がり

人間の究極的な欲求ともいえるのが「愛と繋がり」です。
愛と繋がりが足りないと、自分は愛されていないという恐怖に襲われることになります。

この「愛とつながり」という感情の良い面は、家族や友人、恋人とのつながりを求めて、芸術や美を追求するところにあります。

また悪い面は、自己犠牲を働いたり、病気やけがで同情を引こうとしてしまうことにあります。

成長

成長を求める欲求です。

著者のピーター・セージさんは・・・

成長こそが、生命の法則

とまで言い切るほど、成長こそが最も重要な欲求の1つであるとしています。

そして自分自身がどれだけ成長したのかは、自分がどれだけ貢献したのかということとイコールですので、成長すればするほど、世の中へ大きく貢献しているとも言えます。

貢献

人生の充足感を得られる欲求(ニーズ)が貢献です。
私欲を満たすだけでは得られない、人生に対する純粋で内的なよろこびにつながるニーズです。

自分勝手な欲と切り離し、周囲に貢献することにのみフォーカスしようとする欲求で、成功と呼べるものを導く行動は、この貢献によって生まれるものでもあります。

6つの欲求が自分自身に与える影響

6つの欲求を動機にして、僕たちは行動しています。

そして、動機にしている欲求によって行動の質は変化し、行動に伴う結果も変化してきますので、自分自身の欲求との付き合い方を変えていくことこそが自分を変える方法の秘訣と言ってもいいのかもしれません。

その自分自身との欲求との付き合い方を知るために、「確かに自分はそういう欲求で動いていたかも」や「今の自分の行動は、こういう欲求がベースになっているかも」と気づけるようになるための知識を持っておくこと。

これが大切だと思うのです。
そこで書籍の中で紹介されていた、欲求同志の補完関係について解説をしていきます。

安定感と不安定感

安定感と不安定感は相反する欲求ではありますが、互いにバランスを取り合っている関係でもあります。

安定感を求める時は不安定感を嫌いますし、不安定感を求める時は安定感を嫌うためです。

例えば、結婚する相手は堅実な仕事をしていて、まとまった収入があるほうが良いが、恋愛は刺激的な人が良い。これは典型的な安定と不安定の関係となっていますよね?

結婚生活は安定した状態を好むので不安定要素を排除したいと思うものです。
だから、結婚相手を探す時は不安定さを持つ相手よりも安定している人を求めるはずです。

つまり、安定を求めて相手を探すのか、不安定要素を求めて相手を探すのかで行動が変わりますし、行動が変わりますから得られる結果(恋人や結婚相手のタイプ)も違ってきますよね?

このような安定と不安定の関係性は他の所にも見られます。
就職するなら大手かベンチャーか、みたいなのもそうですよね。

重要感と愛と繋がり

「重要感」と「愛と繋がり」の2つの欲求も相反するものです。

重要感を求めると愛と繋がりを求める欲求が薄くなり、愛と繋がりを求めると重要感を求める欲求が薄くなります。

例えば、自分は凄いんだ!と自己顕示欲むき出しでアピールした場合、そこには”周囲よりも俺は凄い”という周囲との比較と上下関係や優劣が含まれています。

重要感を求めると、愛と繋がりからは遠ざかることになります。

ただ、繋がりを求めすぎると八方美人になったりイヤでもイヤとは言えないなどの自己犠牲が強い行動が増えるようになります。

愛と繋がりと重要感も相反する感情でありつつ、寂しいと感じたら愛と繋がりを求めたり、愛と繋がりを求めすぎて自分がなくなりそうになったら重要感を高める行動を取るなどでバランスを取ろうとします。

あなたにも心当たりはありませんか?

貢献と成長

安定感、不安定感、愛と繋がり、重要感と言った欲求とは一線引いた欲求が、貢献と成長です。

著者のピーター・セージさんが最も意識的に重要視してほしい欲求であり、人生における成功に繋がる行動は、貢献と成長に根差したものであるとしています。

なぜそう言い切れるのか。
それは、この2つが合わさった時に、周囲を豊かにしつつ、生きがいも同時に感じられるからです。

周囲に貢献したいという思いは、周囲をより良くするという行動に繋がりますので、多くの人の幸せにつながります。仕事を通してそれを実現すれば、経済的豊かさや社会的地位にも繋がります。

その貢献をさらに効率よく効果的に行うために自分のできることをレベルアップさせたいという成長欲求と合わされば、自分を大切にすること、自分の能力を信じる事、伸ばすことは世の中の役に立つんだという生きがいにつながります。

つまり、成長と貢献という欲求に根差した行動は生きがいを感じながら豊かになるという結果に繋がります。

つまり・・・

自分を変えるとはどういうことなのかとなると、今の自分はどの欲求に基づいて行動しているのかを感じ取り、必要なら、土台にすべき欲求を切り替えることです。

そして、切り替える時には意識的に「貢献」と「成長」という2つの欲求を最優先にする。
これが出来れば世界は一変するとピーター・セージさんは断言しています。

それはピーター・セージさんが20社を超す事業を興してきた経験とアンソニー・ロビンスというコーチングの大家の公認の数少ないトレーナーである彼の知見の確信から来ているのだと思います。

実際に書籍の中ではリーダーシップのある人になる方法や、起業を成功させる方法を紹介されていますが、それらすべてが、ここで紹介した6つの欲求を土台にしています。

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